エブリシング・バブルの崩壊
今回おすすめしたい本は、Youtubeなどメディアでもおなじみのエミン・ユルマズさんの2022年3月30日に発売された『エブリシング・バブルの崩壊』です。
面白くてもう3回も読み直しました。
ロシアがウクライナに軍事侵攻した2月24日以降に発売されたこともあって、知らなかった2014年のクリミア併合の流れから、今回のウクライナ侵攻と歴史的に解説されてあり興味深かった。
また、原油や天然ガス、小麦や大豆などのなどのコモディティ価格の上昇は、ロシアが何か事件を起こして上昇に導いていると指摘している。
そして本題は最終局面を迎えた米国株の強気相場の終焉についてや、インフレ一過性説に白旗を上げたFRBの話しなど、最近の話しがわかりやすく解説されています。
目次
- 第1章 エブリシング・バブルはFRB緩和バブル
- 第2章 キャリーバブルとキャリークラッシュ
- 第3章 難儀きわまるインフレがやってきた!
- 第4章 日本経済の今後を考える
- 第5章 中国で全開する習近平ワールド
- 第6章 ウクライナ、アフガニスタンなどの地政学リスクの変化
- 第7章 世界標準に比して無防備に近い日本のサイバーセキュリティ
- 第8章 暗号通貨の正体
感想
エミン・ユルマズさんのYoutubeはユーモアもあり、わかりやすくよく見てますが、この本は最新の情報が満載で、歴史も振り返っていることで、読み応えがあり何回読んでも勉強になります。とくにコモディティが暴騰している理由やインフレについては「なるほど」と頷ける内容でした。
ただ、日本が復活することについての内容は薄い感じです。結局、政治が変わらないと復活できそうにないことは当たり前のことでしたね。