株主優待を目当てに株式投資する人もいますが、あまり株主優待を目当てに株を買ったことがないあじゃぱーです。
しかし、色々な視点で銘柄をウォッチしておいても損はありません。
ということで、今回は私がウォッチしている8月の株主優待銘柄を紹介します。
株主優待を受取るには
まずは株主優待を受取るにはいつ買えばいいかを説明しておきます。
株主優待を受取るには、権利確定日に株主である必要があります。株式は買ってから受け渡されるまで2営業日かかるため、実際には権利付最終日(権利確定日の2営業日前)までに株式を買って保有していなければなりません。
2021年8月の場合、27日(金)が権利付最終日なので、この日までに現物株を買付すれば株主優待の権利が得られます。
そして30日(月)が権利落ち日でこの日に売却しても株主優待の権利はなくらりません。
8月27日(金)までに現物株を買って8月30日(月)以降に売却すれば株主優待が手に入ることになります。ただし、銘柄によっては保有期間に条件があったりしますので注意してください。
それでは8月のおすすめ株主優待銘柄です。
(3048)ビックカメラ
家電量販大手。ターミナル駅周辺で大型店展開。
2021年8月6日時点の株価:1,120円
優待内容:買い物優待券(1,000円1枚~)
優待獲得株数:100株1枚、500株以上2枚、1,000株以上5枚
権利確定月:2月・8月
注意:1年以上2年未満継続保有が条件
7/30時点の信用取組倍率は0.59%と売残が多い状態です。
日足1年を見ても1,000円を割り込むことはないので、今の株価水準はいい位置にいます。業績も2021年8月期第3四半期は前年比で良くなってますので悪くはありません。
決算は8月なので配当も取れます。配当利回りは1.39%です。
最近の業績
7月9日に発表した2021年8月期第3四半期(累計)の経常損益は18,418百万円であった。また同日発表された業績予想によると通期の経常損益は前回予想を据え置き、39.6%増益の20,500百万円を予想、IFISコンセンサスを6.2%上回る水準となっている。
(3543)コメダホールディングス
中京地区を地盤に『珈琲所 コメダ珈琲店』を全国展開。
2021年8月6日時点の株価:2,019円
優待内容:1,000円相当の自社電子マネー
優待獲得株数:100株以上
権利確定月:2月・8月
7/30時点の信用取組倍率は1.90%です。
コロナ禍で飲食業としては上昇トレンド継続で頑張ってます。値幅は小さいし大きく下落することもないので2,000円割れは買い場かもしれません。
決算は2月ですが中間配当もあります。配当利回りは2.53%です。
最近の業績
7月14日に発表した2022年2月期第1四半期の税引前損益は1,988百万円、直近のIFISコンセンサス(1,670百万円)を19%上回る水準だった。また同日発表された業績予想によると通期の税引前損益は前回予想を据え置き、31.7%増益の7,100百万円を予想、IFISコンセンサスを4.2%下回る水準となっている。
(3826)システムインテグレータ
独立系ソフトハウス。ERPの請負開発とWeb関連中心のパッケージソフト販売・保守が両輪。
2021年8月6日時点の株価:611円
優待内容:新潟県産コシヒカリ新米1kg~
優待獲得株数:200株以上1kg、1,000株以上2kg
権利確定月:8月
注意:6カ月以上継続保有した株主のみに贈呈
7/30時点の信用取組倍率は52.20%と信用買残は多めです。
コシヒカリ欲しさに買う人も多いかもしれませんが、半年以上の保有条件なので余剰資金で500円台であれば買ってもいいかもしれません。
決算は2月で配当利回りは2.08%です。
最近の業績
7月14日に発表した2022年2月期第1四半期の経常損益は156百万円であった。また同日発表された業績予想によると通期の経常損益は前回予想を据え置き、50.4%増益の636百万円を予想している。尚、中間の経常損益は253百万円を予想している。
(8200)リンガーハット
九州発祥。長崎ちゃんぽん『リンガーハット』と、とんかつ『浜勝』が軸。
2021年8月6日時点の株価:2,163円
優待内容:食事優待券(550円3枚~)
優待獲得株数:100株以上3枚、300株以上7枚、500株以上12枚
権利確定月:2月・8月
7/30時点の信用取組倍率は0.08%と信用売残はかなり多めです。
コロナ禍で業績は2021年度は赤字でしたが2022年度は黒字を予想しています。しかし、新型コロナ感染新規数が増加傾向で先行き不透明になってきています。
ただ、優待取得の条件がないので短期的には優待目当ての買いが入ってくるかもしれません。
決算は2月ですが中間配当もあります。配当利回りは0.45%です。
最近の業績
7月14日に発表した2022年2月期第1四半期の経常損益は353百万円であった。また同日発表された業績予想によると通期の経常損益は前回予想を据え置き、1,450百万円を予想している。尚、中間の経常損益は700百万円を予想している。
(9861)吉野家ホールディングス
牛丼の老舗、国内2位。収益柱『吉野家』と『はなまるうどん』を展開。
2021年8月6日時点の株価:2,026円
優待内容:飲食券(300円10枚~)
優待獲得株数:100株以上10枚、1,000株以上20枚、2,000株以上40枚
権利確定月:2月・8月
7/30時点の信用取組倍率は0.51%と信用売残は多めです。
株主優待銘柄で人気があるため2,000円割れの水準では優待目当ての買いが入ってくるかもしれません。
決算は2月ですが中間配当もあります。配当利回りは0.25%です。
最近の業績
7月9日に発表した2022年2月期第1四半期の経常損益は2,520百万円、直近のIFISコンセンサス(2,400百万円)を5%上回る水準だった。また同日発表された業績予想によると通期の経常損益は前回予想を据え置き、5,200百万円を予想、IFISコンセンサスを11.9%下回る水準となっている。尚、中間の経常損益は3,000百万円を予想、直近のIFISコンセンサスを9.1%下回る水準となっている。
以上、厳選5銘柄を紹介しましたが、優待狙いではなく優待狙いで下げたところを買って、上昇したところを権利付最終日前に売ったほうがいいように思えます。
下で買ってれば権利付最終日まで保有して株主優待もゲットしたいところですね!